白髪が多い。中学生の頃に目立ち始めて高校生のときにはもう白髪染めを始めたくらいだ。

散髪に行くと美容師が「『白』多いっすね」と気をつかってるんだかどうなんだか、すこしボカしていう。

切られてまばらになった髪の毛を見ると黒と白が混ざり合いモザイク様があらわれている。いやなオセロである。

今の年齢は31歳で、髪を少しかき上げると根元が真っ白になっている箇所が出てきた。こうなると本格的な白髪だ。

べつにコンプレックスということでもなかったのだけど、頭頂部と前頭部の髪の毛が少し心もとなくなってきているいま、白髪がやになってきた。

そのせいで余計に薄く見えるのだ。毎朝頭頂部の写真を撮ってゲンナリしている。

髪が薄くなってきたら丸刈りに逃げようといままで覚悟をしてきたのだが、丸刈りにしたとて白髪のせいでみすぼらしく見えてしまう。詰んだ。

誰だ白髪が多いとハゲないとか言い出したやつは。その有名な言説を頼りにしてきたのに。

その慰めで真に救われる人間が一人でもいるか?

おれは誰一人として救わない言葉はこの世になくていいと思っている。

多少厳しくとも「白髪かつハゲは全然あるから覚悟しとけ」のほうが現実に即しているだろう。甘さは何も解決しない。ケーキなら甘いほうが菓子屋は儲かるけどね、ハッハッハ。

おれはデイドリームビリーバー、白髪はハゲないという幻想を追いづけてきた男。夢から醒めた現在、いったいどこに向かえばいいのだろうか。

アデランスとかだろうか。

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↑刈りたてはまだいいけども

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↑少し伸びると白髪が目立ってしまう。この量で白髪染めしてもすぐ白いの生えてくるからねえ。

これ、いまより3歳若いんですが40,50代にも見えますね。

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↑白髪染めした直後に寝癖をつけたいまの姿。↑↑のよりは幾分かいいですね。


あ、おれ、気づけば自撮りをあげまくるやばいおじさんになっていた…。これはやばいすな……。