神職としてテレビに出ました。

ぼくの住む宮崎県高千穂町は神話の里やパワースポットとして有名なので、テレビや雑誌の取材対応がたまにあるのです。

今回の番組の詳細はこちら↓



祖父がずっとアンミカさんと親しくしてもらっているので、その流れで出させてもらいました。(???)

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じいちゃんが作った看板

さて、恥ずかしくて肝心の放送は見てないのですが、そこそこ映っていたとの由、ほうぼうから教えてもらいました。


…いやいや。


今をときめく芸能人3人衆(アンミカさん、若槻千夏さん、滝沢カレンさん)にですね、


僕は誰に似てるでしょうか?…正解は、前田敦子さんで~~す!


という妙なクイズを出題する30代男性という役回りで出たテレビ番組、そんな自分の姿を見てられますか?


無理です。


デイリーポータルで奇行っぽいこともたまにしますが、恥ずかしくない範囲というか、かなり自分を守ってるということが分かりましたよ。


なので、ぼく、まだまだ伸びしろあります!


他にも、神社界の人に怒られるんじゃないかという懸念もありまして、撮影が終わった直後から放送までの数十日、自分の立ち回りがふとフラッシュバックしては


こ、ころしてくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


と、のたうち回ってました。まだ生きてます。


そして放送後の反響は凄まじく、参拝の方から声をかけられるようになり、全国ネットの番組の影響力を肌で感じているところです。


特に昨日なんかは、札所のなかで御朱印を書いているとツアーガイドの女性が近づいてきて窓枠越しの僕に向かって一言、


前田敦子!


とだけ。


えへへ、ありがとうございますなどとボンヤリ返事をすると、ガイドさんが旅行団のもとに戻って僕を指差して大声で言うには、


あそこの男性はAKB48の前田敦子さんに似ていますが、◯◯神社の宮司のお孫さんで、この前アンミカさんとテレビに出てたんですよ


\\おお〜!!//

\\へぇ〜!!!//


ついには「こっち向いて~~~~!!」と遠くから呼びかけられる始末。始末なりあきら。


その声に応じて朱印を書く筆を止め、はにかんで振り向き会釈するおれに


ありがとうございま~す!!頑張ってくださ~い!」と歓声がわく。どうしたことだ。


思ってるよりAKBの知名度すごいな、ほんで。

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そうだ。おれは世にも稀な「大々的にイジってもいい神職」になったのだ。


神職というと難しそうな顔で偉そうにしてて近寄りがたいイメージがあるが、そのなかで!前田敦子さんだ〜!などと呼ばれる親しみやすい神職に!!


そして、イジられ神職道(しんしょくどう)の先駆者は一人しかいないのである。


お笑い芸人の狩野英孝氏だ。(注:狩野英孝さんは実家が神社で神職資格を持っている)


狩野英孝氏以来の、イジってもいい神職、私はその椅子に座ります。

その一点においてこの出演の一件は胸が張れます。誉れです。

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演者の皆さまは良いお方で、カメラが回ってないところでもニコニコされてました。アンミカさんは話しかけてくれたりもしてね、嬉しかったです。


ただひとつ、アンミカさんに同調しすぎたせいで若槻千夏さんに言われたひとこと


この人アンミカさんの言いなりじゃん


これにはエグられましたが……


まあ、誉れですな。


以後、アンミカさんの言いなりマンとしてお見知りおきください。