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デイリーポータルZ(おもしろサイト)の投稿コーナーに記事が6回入選しました。

5回の入選でゲストライターになれるということなので、狂ったように書いていた企画記事はここでひとまず打ち切りたいと思います。生まれて初めて本気を出したので身体にガタがきてしまいました。

それでは総括の意味を込めて入選作を振り返っていきましょう。

【入選作その1】


2019年10月18日入選「外で遊ぼう、ボードゲーム」

外でボードゲームを遊ぶ絵面の一点突破力にかけた企画でした。恥ずかしくてちゃんと読み返せないのですが、文章もタイトルも稚拙ですね。

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困った時に登場してもらう巨木。今後もお世話になる予定なので名前はひみつです。

当時はとにかくボードゲーム仲間がほしくて、デイリーで記事が紹介されれば一人くらい興味を持ってくれるだろうという狙いもあったのですが、現在に至るまでTwitterのリプひとつきていません。まじで連絡ください。

【入選作その2】


2022年5月6日入選「80歳のじいちゃんに昔のコメ事情を聞く」

お祖父ちゃんがよく言うセリフ「昔は米が食えなかった」…ん?今は田んぼを持っていて米は配るほどあり、その土地は昔からあったはずなのに、限定的な期間とはいえ米が食えない時代があったって、おかしくない?という疑問がはじまり。

ぼくは人の話を真面目に聞くのが苦手で基本的に茶化すことしか考えられないのですが、その茶化しが良い方向に向いた企画でした。

祖父「昔は米が食えんでな…」
理想的な孫「うんうん。苦労したね、いまは食べるものがあるから豊かな時代だよね」

祖父「昔は米が食えんでな…」
ぼく「おかしくないですか?土地は昔からありますよね?」

という。それを敬語で話すんだからかわいくない笑

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ここから先の記事は明確に坂口安吾の影響を受けています。アウトプットがどうかはさておき笑

【入選作その3】

2022年5月13日「森の宝石!杉ヤニ集めて明かりを灯そう」

杉ヤニというものがありまして。暑い時期に杉の木から漏れ出る樹脂のことなのですが、これがとてもキレイなんです。

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ただ「綺麗」で終わらせるだけじゃ企画にならないので、火をつけることで独自性を獲得。ここでもっと発想を飛ばせたらプロなんですけど、いまできることをやるしかありませんからね。

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この頃は週に2本書いて送っていました。ひねくれすぎてひねくれるのに飽きたというか、逆に今の時代は熱血のほうがひねくれてるよなって思いまして。『かくかくしかじか』のアキコ先生よろしく熱血でガムシャラにがんばりました。「かくしか」は東村アキコさんが唯一照れを捨てている傑作なので読んでください。

【入選作その4】


2022年5月20日「謎のことば「人文字のぐるぐる」の正体を追う」

たまたま拾ったレシートに「人文字のぐるぐる」という謎の言葉が。九州の名物なのかと思いきや宮崎、福岡出身の同僚は知らないとのことでした。気になったので拾ったレシートの店舗がある熊本に取材に行ってきました。さてさて正体はなんなのでしょうか。

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頭をひねって企画を考えるということをあまりしないのですが、その最たる例といいましょうか。ワシはたまたま拾ったレシートでここまで書けまっせ!という自己顕示欲と執念の結晶です。

これで3週連続での入選となりましたが嬉しい反面プレッシャーで筆が重くなってしまい、次週の入選は逃してしまいます。5週連続の入選を目指していたので残念でした。少し拗ねました。嘘です。だいぶ拗ねました。

【入選作その5】


2022年6月3日「元冒険家に「本気で死ぬかと思った」体験談を聞いたら壮絶だった」

新卒で入った職場のボスが元冒険家でした。これだけでも引きがあるのですが、冒険のエピソードがめちゃくちゃおもしろいんですよ。毒草で死にかけたり船が転覆したり。

おもしろ審美眼には自信があるので、狙い通りウケて嬉しかった企画です。うんこ漏らすくだりがお気に入りだったのですが、悩んだ末に3文字すべて伏せ字にしました。果たして伝わっていたのか?笑

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この記事に対する林さんからのコメントは「これと言ってアドバイスするところはないかしら」ということで、こんなにありがたい話はないですね。ぼくの中で林雄司(さん)は松本人志なんですよ。野球人にとってのイチロー、棋士にとっての羽生善治。そんな方から褒められたら誰だって舞い上がるでしょう。

これでのべ5回の入選となりましたが、1回目はペンネームも違うしノーカンかな?と思い、あと1本だけ通すことにしました。

そんな中で、この週にnoteとデイリーポータル共催の記事コンテストが開催されることが発表されました。やめてくれ!65点くらいの地味な記事を量産することが取り柄のぼくが、賞に応募されるような本格的な作品群と渡り合える訳がないじゃないか!

【入選作その6】


2022年6月10日「田舎のミミズがキラキラしていて綺麗」

田舎の巨大ミミズ、シーボルトミミズを紹介する記事です。田舎ではよく見かける有名な虫なのですが、おもしろ視点で書かれた記事はネットにまだ無かったので書きました。

先述のプレッシャーがあるうえに禁煙でストレスが溜まっていたので、書いていたときの記憶はほとんどないです。しんどかった気持ちがちゃんと記事に反映されていて文章が少しわかりづらい。

…にも関わらず、入選。嬉しさよりも申し訳無さが勝ちます。すみませんでした。

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シーボルトミミズの美しさに救われました。企画の強さだけの男です。

おわりに

…今日はこんなところで。

投稿用のネタストックはまだまだあるので、ゆっくりブログ更新は続けていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。