日本人の修学旅行先といえば京都そして奈良である。
さて、ご存知の通り奈良の東大寺には
大仏
なるものがある。
実際に東大寺に行ってきたので紹介しよう。
こちらが大仏さまである。
身体も大きければ顔も大きくて、
当然の帰結として
鼻の穴まで大きい。
これは大仏のそばにある柱だ。
穴が空いているが、
その広さは大仏の鼻の穴大きさと同じ
であるという。
おれが大仏だったら恥ずかしい。
この穴をくぐると無病息災のご利益があるそうだ。
わたしも生きとし生けるものなので健康で長生きしたい。
鼻の穴をくぐる順番待ちの列に並んだのであった。
待つ…
……
肩幅が広すぎて穴に入れなかった。
↑挑戦中の写真は無いです
さて
本題に入ろう
「めだかの学校」
という歌をあなたも知っているだろう。
♪め~だ~か~の学校は~かわの〜なか~
のやつ。
めだかの学校が実在するなら━━━━━━
「めだかの修学旅行」
というのも無ければおかしい。論理的に考えて。
メダカにも
人権ならぬ
魚権(ぎょけん)がある。
当然ながら修学旅行にだって行くはずだ。
「質の高い教育をみんなに」
偉い人たちが考えたSDGsにそういう項目もあるから間違いない。
ところで、
めだかの教職員は修学旅行の下見のため東大寺に行くだろう。
ここで言うメダカとは肺呼吸と言葉と二足歩行を獲得しているものとします。
めだかの先生たちは柱の穴を見たときに顔を見合わせる。
穴が大きすぎて
メダカの子どもがくぐるとき
柱の中で迷子になる
そういう懸念が生じたのだ。
想像してみてほしい。
自分の体の何十倍何百倍もの広さの真っ暗な空間に独りで入っていく怖さを。
この議題はすぐさま
職員会議(もちろんめだかの)
で世紀の大論争を巻き起こすことになる。
あんなに朗らかだった校内に
派閥が生まれ
波風が立ち
池の水は濁り
水質調査のために村役場の職員数名が派遣された。
めだかの校長も頭をヒレで抱えている。
かわちいね。
(メダカの校長はメダカの大学院を出ているので出世できたのである)
「大仏の鼻の穴がもっと小さければ…」
そこでいよいよもって登場するのが俺である。
そもそも仏(仏陀 Buddha)とは原義的に言えば「悟った人」のことだ。
ということは俺だって悟れば仏なのだ。
(↑ガチです。おれは大学で仏教やってました。)
つまり、
俺が大仏だったら、ちょうどいい大きさの穴をメダカがくぐれるじゃないか。
すなわち、俺の鼻の穴は小魚が入るには丁度いいサイズだからだ。
その大きさの穴が空いた柱をくぐればメダカは迷子にならずに済む。
これを実現するためには仏になるための修行が必要なので、持てる全てのものを放擲して荒行に身を投じた。持続可能な社会のために。
修行風景をダイジェストでお届けしよう。
地面に落ちているものを食べ
近代インドの聖人ラーマクリシュナ・パラマハンサは自己の思い上がりを捨てる為に犬の糞を口にしたという。
『夕刊デイリー』
文化の担い手として新聞に載り
髪を剃り落とし
日本海の荒波に揉まれ
厳しい修行の果てに俺は…
お掃除グッズの訪問販売員(ノルマあり)になっていた
さて、その後無事に悟りを開いて仏になれました。
【悟りの開き方講座】
水泳帽と
手芸用のボンボンを用意する。
これ仏の髪以外で何に使うんでしょうか。
帽子にボンボンで作った螺髪(らほつ)を貼り付ければ
念願かなって悟りの成就である。
やったぜ!
「お前生意気だな、ちょっとここ座れよ」
完全に余談であるが、レンタルビデオ店でバイトしていたときヤンキーに絡まれて店外のガレージまで連行され、こう言われたことがある。
「今から車で連れ去られるか土下座するか選んでもらっていい?」
地獄の2択である。そんなのどっちもいやだ。
また、ゲーセンで働いているときギャルに詰め寄られて正直に
「すみません、あなた達が怖いです」
そう小声で言ったらしこたま絞られたこともある。
そんなことはさておき・・・・・・・・
ブランコって、楽しいいいいいいいいい!!!
おわり。
そうそう、メダカの修学旅行生はリモートで修学旅行を済ませたそうですよ。
時代ですね。
コメント
コメント一覧 (1)
私は、その時切り抜けても、後日また来て詰められる可能性を考えてしまい、恐らくバイトをやめると思います(笑)
くっちゃん
がしました