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熊本の名産南関あげをいただきました。

こんなんなんぼあってもいいですからね。

一般的な油揚げと比べて水分含有量が少ないため長期保存ができる優れもの。この商品で言うと3ヶ月も持ちますので、冷蔵庫に入れておけばいざという時に一品作ることができます。ちなみに、南関(なんかん)という名は熊本の町名に由来するそうです。

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水分の少なさを誇っているだけあってかなり乾燥していますので、雑に扱うとぼろぼろと崩れるのが特徴。端のほうをちぎってそのまま食べてみます。持った感じはかなり軽い。

サクッ!

とした食感はさながら油揚げチップス。噛むと含まれていた油が口の中にじんわりと広がっていきます。さすがは油揚げとだけあってパンチは抜群。咀嚼を続けていくと今度は原料の豆の香りが鼻を抜けていきます。なるほど、うまい!

油っぽさがあるのでばくばく食べるのは胃が持たれそうですが、炭酸でスカッと飲み下すと気持ちよさそうです。

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オーブンで少し温めるときれいなきつね色に。食感と豆の香りがより際立って美味しいですが、油っぽさは健在なので食べ過ぎ注意です。

そのまま食べてみましたが、実のところ南関あげはダシを吸わせて柔らかくするとバツグンに美味しいんです。今回は即席の卵とじ丼を作っていきたいと思います。取り出したるはめんつゆ!味付けはシンプルにめんつゆだけで済ませましょう。

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南関あげ卵とじ丼
南関あげ…適量
卵…1,2個
めんつゆ ストレート…適量
水…少々

玉ねぎなんかもあるといいですね。

このレシピ意味あるのか?

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めんつゆに水を少々加えたものを薄い鍋で温めます。あとから卵を加えますので強気の味付けでもいいかもしれません。

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南関あげを雑にちぎって放り込んでいきます。南関あげは水分が少ないのですぐに味がしみて柔らかくなります。本当に一瞬なのでびっくりしますよ。

ここに溶き卵を流し込み半熟になったら火を止め、器に盛ったご飯に乗せると卵とじ丼の完成です


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卵が少し固くなってしまいましたが(泣)、卵とじ天丼のようないい匂いがします。カラカラの南関あげがだしを吸いこんで柔らかくなり、卵には油揚げの良い風味がうつっていて美味しい。そのまま食べたときの油っこさを和風だしと卵が中和していい塩梅です。

水分を含んだおあげのもにゅもにゅとした食感の楽しさ、これぞ南関あげの真骨頂。親子丼のように鶏肉に味がしみるのを待つ必要もないので、すぐ作れて包丁要らずなのもポイントです。

熊本を訪れた際には南関あげの素朴な味をぜひ堪能してみてください!お土産にもよきですが精密機械よりもろく崩れやすいのでそれだけ注意したいところです。

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