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タイトル何がなんやらですが「めひかり」を揚げて食べたら美味しかったよという話を書きます。

「めひかり」とは「アオメエソ」という深海魚の通称で、目が青く光っていることからそう呼ばれているとのこと。

宮崎県の海沿いの地域ではよく食べられていて、居酒屋なんかにいけばメニューにあったりもします。

かつては高級魚とされることもあったそう。見た目の派手さはなく、食卓に上がればししゃもかな?と見まがいますがモノが全然違います。


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ぜんぜん似てないけど、伝われ!

こないだお祖父ちゃんに会いに行ったとき、家で食べなよと渡されたのがこの「マルナカさんちのめひかりのからあげ」でした。

マルナカ海産さんが製造しているからこのような商品名なんですね。

パッケージ裏の原材料を見ると「アオメエソ(宮崎県産)、片栗粉、塩、胡椒」と不純物が一切入っていないストロングスタイル。

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頭と内臓が取り除いてある上に粉までまぶしてあるので、あとは揚げるだけのようです。

慣れない魚の調理はうんざりしますから嬉しい配慮。内臓があるとゴミ出しがプレッシャーになりますよね。

凍ったまま170℃~180℃の油で1~3分揚げるだけ!ということでサラダ油にごま油を少し足したもので揚げていきます。簡単ですね。

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ジュワワアア〜

泡が小さくなってきたところで引き上げ、油を落として皿に盛る。

正直なところ、揚げている時はそんなに良い匂いはしませんでしたが…。

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これですわ。揚げたことにより柄がお目見え、ヒレのおしゃれポイント高し。

ほら、ししゃも想像しません?でもね、美味さの次元がちゃいますよ

外はカリカリ中はジューシーなんて表現めっきり見なくなりましたけど、それです。

身は鱈のようにしっとりほろほろと崩れ、臭みは全くないのに脂の優しい甘みの幸福感がじんわりと脳に届く感じ。

骨や皮はとても柔らかく、噛めば噛むほど味が出てきます。はらわたは取り除かれていますが、お腹の周りにはほのかな苦味があってたまりません。

居酒屋で食べたこともあるのですが、それより断然美味しかったです。衣が薄くて変な味がついてないのも評価点。

家で揚げればより一層早く口に入れられますのでそこもポイント高いです。ほんまの揚げたては全然ちがいます。軽くてサクサクスナック感覚で食べられますよ。

給食でこれ出せば魚嫌いの子供なんていなくなります。京都の小学校は年に1回ニシンとふきの煮物が出てきて、その独特の臭みに耐えきれず大体の子供が残してましたけど、その枠をメヒカリにしましょうよ。

ひとつだけケチつけるなら、味が優しすぎて白飯が進まないんです!というところでまた次回。

宣伝記事じゃないのでリンクは貼りませんが、ネットでも買えるようなので皆様も是非お試しくださいませ。