大学時代のバイト先にO崎君というのがいて、そいつ含めた3,4人でよく飲みに行ってました。

場所は鳥貴族にすることが多かったです。当時は「むね肉マヨたく焼」という最強メニューがあって、鳥むねの串なんですが、刻んだたくわんをマヨネーズで和えたソースが上に乗ってるんですね。

そのソースを焼き鳥と分離させると「たくわんのマヨ和え」と「鶏むね串」の2品が別々に楽しめるんですよ。それが280円なんだからまさに垂涎もの。

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あとは、ラーメンとお代わりし放題のキャベツを注文して、ラーメンの汁をキャベツですくって食べ続けるという荒技もあります。

油断してると店員さんが「お下げしますね〜」と残り汁を持っていきそうになるので、その場合は毅然とした態度で「飲みます!」と高らかに宣言しましょう。周りは引きますが負けないで下さい。それは正当な権利です。

貧乏臭いトークはここまでにして、O崎君の話をしましょう。大阪出身の彼は大学進学を機に、京都に住む祖母宅に下宿していました。

とある日の鳥貴族での飲み会中、O崎君に聞いてみました。おばあちゃんと一緒に生活するのってストレス溜まりませんか?

そしたら彼、祖母との関係は良いからそんなことないですよとのこと。良い意味でひょうひょうとした、風のような男でしたから、順応できていたのでしょう。

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右がO崎くん


僕「でも夕飯とか、食べたいものを食べられないのは嫌じゃないですか?」

ついつい人の醜い部分を引きずり出したくなってしまう悪癖。悪口で盛り上がりたいというか。

O崎「別に大丈夫ですけどね。…あ、ひとつだけ話ありますわ。ご飯はおばあちゃんが作ってくれるんですけど、晩飯のときにですね、まず白ご飯と味噌汁が出てきたんすよ。それでメインが来るのを待ってたら、もう一つ味噌汁が出てきて。おばあちゃんに聞いてみたんですよ。味噌汁ふたつ?って」

僕「味噌汁がふたつも出てきたんですか?片方豚汁とかそういうこと?」

O崎「そしたらおばあちゃんが『片方は野菜炒めやで』って。それで器をよく見てみたら、片方はびしょびしょの野菜炒めでした。野菜から水分出過ぎてて味噌汁に見えたっていう話です。」

もう、馬鹿みたいにゲラゲラ笑いましたよ。涙流しながら、ギャハハハハハって。

器どうなってんねんとか、確かにキャベツから水分めっちゃ出るけど限度あるやろとか、色々あるけど、ほんまにおもろかった。人生で一番笑ったエピソードトークこれですわ。

また次に野菜炒めが出てきたら写真下さいね、とお願いしてからもう5年以上過ぎてしまいました。まだ待ってますよ。何してるんかも知らんけど。